三菱地所株式会社(本社:東京都千代田区、代表執行役 執行役社長:中島 篤)が運営し、成長産業の共創を目指すコーポレートベンチャーキャピタル“BRICKS FUND TOKYO”(共同運営者:株式会社プライムパートナーズ)は、光量子コンピュータの実用化を目指すOptQC株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役 CEO:高瀬 寛氏)に出資いたしましたので、お知らせいたします。

OptQCは、光量子技術を用いた次世代計算基盤の提供を目指しており、東京大学大学院工学系研究科・古澤研究室が25年以上にわたり培ってきた光量子技術の研究実績を背景に、研究・開発・ビジネスを一体的に推進するアプローチで、グローバル市場での量子技術の実用化を加速しています。
量子技術は創薬・素材開発・金融・AI等の膨大な計算課題を解決し得る次世代基盤技術として世界的に開発競争が加速しており、日本でも戦略17分野としても安全保障・経済競争力を左右する重要6分野に位置づけられています。光量子は、常温・常圧下での動作が可能であり、極低温環境を必要とする多方式と比べて消費エネルギーや制御システムの複雑性を大きく抑えられる点、また数百テラヘルツ級のクロック周波数による高速演算や、光通信インフラとの親和性の高さから、大規模化と実用化を両立できる方式として注目されています。
OptQCは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」において、「1万量子ビット入力の光量子コンピュータ開発」など2テーマが採択されたほか、科学技術振興機構(JST)の「ムーンショット型研究開発事業(目標6:誤り耐用型汎用量子コンピュータの実現)」へ参画するなど、国のプロジェクトとも連携しながら開発を進めています。また、本ラウンドのリード投資家であるNTT株式会社と資本業務提携契約を締結し、研究開発のみならず事業化や社会実装までを見据えた連携体制を強化しており、技術開発と事業化の両面で国内における光量子技術の実用化を牽引する存在として期待されます。
三菱地所は、新川崎・創造のもりイノベーション拠点整備事業に関して、川崎市と基本協定を締結して量子技術を生かしたイノベーション拠点の整備に向けた協議を行っています。本ファンド及び三菱地所グループでは、同社への出資を通じて量子領域の技術潮流・産業政策・ユースケースに関する知見を獲得するとともに、量子分野におけるエコシステムとの関係構築を進めることで、将来的な事業機会の創出につなげることを目指します。
■OptQC株式会社について
所在地:東京都豊島区
代表者:高瀬 寛 氏
設 立:2024年9月
URL:https://www.optqc.com/
■BRICKS FUND TOKYO by Mitsubishi Estateについて
社会課題の解決や産業構造の転換など中長期的な社会インパクトの創出に挑むスタートアップへの投資及び事業支援を通じ、「成長産業の共創」を目指す三菱地所のCVCファンドです。
URL:https://bricks-fundtokyo.com/